このページでは、コスパ・コストパフォーマンスに優れた、比較的新しい・新作のランニングシューズのおすすめを紹介します。ナイキ、アシックス、アディダス、ニューバランスなど、大手のメーカーから最近販売されたランニングシューズのうち、比較的安い、1万円前後、1万円以下のシューズを紹介します。
コスパが良い・安いランニングシューズをゲットするコツ
そもそもコスパが良いランニングシューズをゲットするためには、何を気をつける必要があるのでしょうか?ここでは4つのコツをご紹介したいと思います。
- 新作シューズが出たタイミング/出る直前で前作を選ぶ:意外と知られていませんがランニングシューズにはシリーズがあり、それが、1,2,3,4・・・と年に1度、2年に1度くらいの頻度で更新され新作が出ていっています。例えばナイキの代表的なランニングシューズのシリーズであるペガサス37は、ペガサスの37代目ということです。2020年にペガサス37はリリースされましたが、2021年夏にはペガサス38が発売される予定です。当たり前ですが、新作が出る前後では前作(旧作)の価格は定価(リリース直後の価格)から大きく下がっています。ですので、そのタイミングを狙って買うのが良いでしょう。
- 新作シューズが出たからと言って、前作の機能がダメなわけではない:年に1度、2年に1度くらいの頻度でランニングシューズは更新され新作が出ると説明しましたが、新作が前作から「大きく変わったもの」と「マイナーアップデート」のもの」大きく2つに分けられます。「マイナーアップデート」のものは、表面のアッパー素材が少し変わったり、若干軽量化されたくらいで、新作と前作の違いはほとんどありません。そういった商品を賢く選べば、機能・スペックは高いですが安く買うことができます。ですので、新作の商品がでたら、前作から「大きく進化したもの」か「少ししかアップデートされてないもの」か調べてみると良いでしょう。
- 店舗でためし履きしてオンラインで購入:一般的に言って、店舗の方が価格が高めに設定されています。スポーツショップなどの店舗では、店員さんのサービス・人件費や店舗の賃料などがかかってくるため、またメーカーの定価で販売しないといけない取り決めなどあるので、オンラインよりも高く設定されています。ですので、店舗ではためし履きをして、オンラインで安いショップを見つけて買うのが良いでしょう。
- カラーリングやワイド幅によっては高いものもある:ランニングシューズは一般的に3色以上のカラーリングが販売されたり、足幅のワイド版、通常版といったいくつかの種類が販売されます。一部人気のカラーリングは人気のないものに比べて1,000円、2,000円程度高い価格のことがあります。またワイド版もそうです。在庫数が少ない(需要が多いもの)は自然と価格が高くなる傾向があります。
以上のコツを加味して、下記では、1万円前後、あるいは1万円以下の高機能シューズをご紹介したいと思います。発売時点の価格が最初から安い(4,000円~6,000円)ものはあえて入れていません。あくまで高機能なシューズ(定価はそこそこの値段)ですが値段が下がっているものを中心に取り上げています。また、2世代前の旧作はあえて取り上げていません、2019,20,21年に発売された比較的新しいシューズのみ取り上げています。なお、オンラインの参考価格は2021年4月時点の価格(税込み)(人気のないカラーリング)ですので今後さらに下がる可能性は十分あります。
各シューズの詳細レビューや評価はこのブログでそれぞれ解説していますので、それぞれのリンク先を確認してください。
ナイキ
リアクト インフィニティランフライニット
アッパー素材が柔らかく、伸縮性があるニット素材でフィット感が高く、リアクトフォームというクッション素材が柔らかく足に優しい人気シューズです。2021年の年初にインフィニティラン2が発売されたので、前作1は定価に比べてかなり安くなっています。
ターゲット:初心者
オンライン参考価格:9,000円
ペガサス37
ナイキのデイリートレーナーシューズ(ジョギングからスピード練習まで)の代表として非常に多くのランナーに支持されているシューズです。初心者から上級者まで幅広いランナーにおすすめです。ペガサス38という新作が2021年夏に登場するので値段がかなり下がっています。なお、38はアッパー素材部分のみのマイナーアップデートになりそうなので37で十分な機能だと思います。
ターゲット:初心者~上級者
オンライン参考価格:9,000円
ズームストラクチャー23
ペガサス37にさらに安定性・スタビリティを加えて、少しがっしりしたモデルのシューズです。これ一足持っておけばジョギングからジムの筋トレまで幅広く使えるシューズです。ストラクチャーシリーズ自体がもしかしたら廃盤になるかもしれないという噂があるくらい、あまり人気のないシリーズ(その他のボメロやペガサスシリーズと若干ターゲット被ってしまっている)なので値段がそもそも低いシューズです。
ターゲット:初心者
オンライン参考価格:8,000円
ナイキ ライバルフライ3
ナイキのライバルフライシリーズは、大きな特徴はないもののコスパが良く、ガツガツ履けるテンポアップシューズ、トレーニングシューズです。8月に入り、新しいカラーリングも登場しました!
ライバルフライは、実売価格1万円を切るコスパの高いモデルとして中高生の部活生や、シリアス市民ランナーに人気の練習でガツガツ使えるシューズになっています。クシュロン製のミッドソールは軽量で反発性が高く、耐久性も高い素材になっています。また、アッパー部分が前作よりも強度、耐久性が高くなっているので、前作にも増してさらに練習で頻度高く使えるモデルになっています。
ターゲット:中級者
オンライン参考価格:8,000円
アディダス
ボストン9
アディダスのボストンシリーズはナイキのペガサスシリーズと同様、幅広いランナーにおすすめできるデイリートレナーシューズです。軽量性もありクッション性、反発性もあるバランスの取れたシューズです。ボストン9自体は2019年に発売され2021年に新作(しかもミッドソールのクッションが大きく変更されるモデル)ボストン10が発売されるため、リリース当時の価格からかなり下がってきています。
ターゲット:初心者~上級者
オンライン参考価格:6,000円
アディゼロRC3
アディゼロRC3は全体的に非常に軽量(約210g)でトレーニングやレースで頻繁に使いやすいシューズです。ライトストライクという軽量で反発性の強いミッドソールが使われており、更にアウトソールの中足部にはTORSIONSYSTEMという固い補強材が反発性を更に生み出してくれます。グリップの強いコンチネンタルラバーのアウトソールの相乗効果が、重量に負けないエネルギーを生み出し、しっかり地面を捉えて蹴り出す際のサポート力も高めてくれています。
ターゲット:中級者~上級者
オンライン参考価格:6,000-7,000円
アディダスSL20
SL20もアディゼロRC3と同様ミッドソール全面にライトストライクという軽量で反発性の強い素材が使われています。アディゼロRC3よりも厚めのミッドソールで、アッパーのかかと周りの補強もしっかりして安定性が高いモデルなので、より普段のジョギングにも使いやすいデイリートレーニング兼トレーニングシューズといえます。
ターゲット:初級者~中級者
オンライン参考価格:6,000-7,000円
アシックス
エボライド1,2
アシックスのエナジーセービングシリーズ「楽に長く走れる」をコンセプトにしたシューズで、つま先が反り上がった形状になっているためランニング時の重心移動がスムーズに行えます。軽量で、クッション素材のFlyteFoamの反発性があるので、スピードを上げてもランニングしやすいシューズです。ナイキのリアクトフォームとは違い、やや硬めのクッションです。そもそも定価が11,000円程度で安いことと、エボライド2が2021年2月に発売されたので前作の1はかなり安くなっています。1と2は、機能的にはほとんど大差ないので1はかなりコスパが良いシューズとなっています。
ターゲット:初心者~中級者
オンライン参考価格:5,000円
ゲルカヤノ27
エボライドよりも、より初心者向けのクッション性と安定性に特化したシューズです。少し重いシューズですが、その分かかと部分のゲル素材のクッションや、ヒールカウンターがしっかりしていることによる安定性など、初心者ランナーに必要な機能がすべて詰まっているアシックスの代表的なシューズです。リリースから1年以上経っているので価格が安くなってきました。
ターゲット:初心者
オンライン参考価格:11,000円
ハイパースピード
2021年春に発売された薄底で軽量なトレーニングシューズ(テンポアップシューズ)がハイパースピードです。必要最低限の機能に絞られて作られており、軽量でコスパに優れたシューズです。反り上がったつま先部の形状と高さのあるミッドソール(EVA素材)が組み合わさったデザインで、テンポワークアウトやレース時のエネルギー消費も抑えられます。
ターゲット:中級者~上級者
オンライン参考価格:8,000円
ニューバランス
フューエルセルプリズム
ナイキのペガサス37と人気を分かつ、デイリートレーニングシューズの代表的なシューズで、多くのランナーに指示されています。フューエルセルという柔らかく反発性の強いクッション素材が使われており、また、メディアルポストという過回内・回外といった怪我防止機能もついているので初心者にも使いやすいシューズです。
ターゲット:初心者~上級者
オンライン参考価格:8,000円
フューエルセルレベル2
2021年に発売された新作ですが、定価が12,000円程度と比較的安いシューズなので、新作ですがすでに1万円ちょっとで手に入るシューズです。ちなみに1はかなり安くなっていますが、1と2はかなり違うシューズになっており、アッパー素材やアウトソールなど大きく進化しているので少し高くても2をおすすめします。かなり柔らかいソールなので、体重が重い人やあまり脚力がないランナーにはおすすめしません。
ターゲット:中級者~上級者
オンライン参考価格:10,000円
ホカオネオネ
リンコン2
ホカオネオネといえば初心者向けのマックスクッションが特徴的なクリフトン7が有名ですが、このリンコン2もクッション性が高く、さらに非常に軽量なのでゆっくりのジョギングからスピード練習やテンポ走など幅広いシーンで使えます。また、クリフトン7よりも価格が安いです。軽量化のためにアウトソールの耐久性はそこまで高くないですが、それでも300km~500km程度は使えるのでこの価格にしては十分だと言えます。
ターゲット:初心者~上級者
オンライン参考価格:9,000円
ミズノ
ウェーブエアロ19
ミズノの2021年の新作シューズですが比較的定価が安いのでご紹介します。ミズノの新開発のミズノエナジーという従来のクッションよりもより軽量で反発性の強い素材が使われています。前作の18ではこのミッドソールが使われていないので、少し価格が高くても19をおすすめします。
ターゲット:中級者~上級者
オンライン参考価格:11,000円
スカイライズ2
こちらもミズノの比較的新作のシューズで、ウェーブエアロよりも、より初心者向けのクッション性が優れた柔らかいソールのシューズです。安定性もしっかりしているので着地や蹴り出しの足のブレも少なく、ケガ予防にもつながります。こちらも前作1と2はミッドソールが大きく異なり、新作では新開発のミズノエナジーという素材が使われているので、少し高くても1よりも2をおすすめします。
ターゲット:初心者
オンライン参考価格:11,000円
アンダーアーマー
チャージドローグ2
アンダーアーマーのシューズは比較的すべてお求めやすい価格(1万円以下)なのですが、このチャージドローグは初心者向けで、使いやすいシューズです。チャージドクッションという、スピードを上げて走りたい時は反発性が高く・固くなり、ゆっくり走りたい時はクッション性高く・柔らかくなる素材が使われていますので、ゆっくりしたジョギングからテンポアップして走るときも使えるシューズです。
ターゲット:初心者
オンライン参考価格:5,000円
以上、いかがでしたでしょうか?詳細のレビューは各ページを参考にしてみてください!ぜひお気に入りの一足を見つけてランニングを楽しんでください。Have a nice run!!