asics アシックスの安定系人気シューズであるゲルカヤノライト3について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなゲルカヤノライト3について基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
アシックスのゲルカヤノシリーズといえば、アシックスの中でも最も定番で知名度のあるランニングシューズです。
アシックスのお家芸とも言える独自のGEL素材が搭載されている安定性と快適性を兼ね揃えた初心者ランナー向けセーフティモデルで、最新作の29代目となるゲルカヤノ29が2022年にリリースされました。そんなゲルカヤノというド定番モデルを初心者だけでなく中級者・上級者も扱いやすくしたモデルがゲルカヤノライトというシリーズです。
簡単に言えば、ゲルカヤノのガッシリとした安定性・堅牢性を少し削いで、最低限のスタビリティ性能・安定性は残しつつも、より軽量で反発感がありスピードを出しやすくしたモデルがゲルカヤノライトです。もちろん、アシックスのランニングシューズの長年の顔とも言える「GEL」(生卵を上から落としても割れないくらいのショック吸収力をもつ素材)がミッドソールに入っており、足へのダメージ軽減・クッション性は高いシューズとなっています。
さらに、リサイクル素材が多く用いられて製造されたシューズで、環境に配慮されたランニングシューズになっています。
そんなLITEシリーズも今作で3作目となり、その人気や知名度が徐々に高くなってきました。ゲルカヤノの良さとエボライドの軽量さを合わせたようないいところどりのシューズと言える、クオリティの高い一足に仕上がっています!
これからランニングを始めたい方の一足目として、または普段から走っている市民ランナーの方のジョグ用シューズとしておすすめの一足です。
基本情報 | |
ブランド | asics アシックス |
シリーズ | ゲルカヤノ |
モデル | ゲルカヤノライト3 |
タイプ | 安定系 |
重さ | 281g |
ヒールドロップ | 8mm |
対象ランナー | サブ3.5、サブ4、完走、初心者 |
ゲルカヤノ29、LITE2のレビュー・解説はこちらを参考にしてください↓
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!前作のLITE2との比較を交えながら紹介します。
アッパーの特徴
前作よりもリサイクルポリエステルの使われている分量が増え、よりエコフレンドリーなアッパーになっています。シームレスで、縫い目のないアッパーになっているため、足当たりがとても快適なシューズです。
中足部のアシックスのロゴがプリントされていることで、サイド部分の補強になっており、左右のブレやぐらつきを抑えてくれます。セーフティモデルでもあることから、シュータンと履き口周りの生地は肉厚で、ヒールカウンターはしっかりしているので、足首周りの安定感が担保されています。
ミッドソールも沈み込みの少ないFlyteFoamのため、全体的に安定性がアップした印象です。
ミッドソールの特徴
前作のLITE2ではミッドソールは下部にFlyteFoam、上部にFlyteFoamブラストターボ、さらにゲル使われていましたが、新作のLITE3ではFlyteFoamとゲルの組み合わせになっています。
FlyteFoamは比較的硬めのしっかりした反発力のある素材になっており安定性が高いミッドソールです。一方でFlyteFoamブラストターボが使われていないことでクッション性が落ちたとおもいきや、ミッドソール上部表面に六角形の溝を設ける3D SPACE構造が着地時に変形することでクッション性を発揮してくれる仕様になっています。また、アウトソールにはガイダンスライン構造という、アウターソールのかかと部からつま先部にかけて配置した縦方向の溝によって、着地から蹴り出しまでの圧力中心点の軌跡が溝に集中する構造となっています。
これらの機能の組み合わせにより、FlyteFoamというそこまで反発性や推進力が強くないミッドソールでも、シューズ全体として高い安定性・クッション性・推進性を生み出してくれるのがLITE3となっています。
アウトソールの特徴
アウトソールは前作同様にアシックス独自のグリップ力と耐久性に優れたAHARラバーがほぼ全面に取り付けられており、フラットソールになっているので、初心者の方のヒールストライク・踵着地の走り方でも安定して地面を捉えた着地ができます。
前作同様、蹴り出し動作をサポートしてくれるフレックスグループという横方向への切れ込みが施されています。これによって前足部の屈曲性が高く、走行時の柔軟性が高まりより効率的なランニングをサポート実現してくれます。前作との違いはこの溝がより大きくなっているため、アウトソールの軽量化とより屈曲性が高い仕様になっていることです。
そして、これも前作同様にアウトソールの中央部分には縦にガイダンスラインというくぼみが施されています。これにより足が左右に過度に倒れ込むのを防ぎつつ、着地から蹴り出しまでの、後ろから前へのスムーズな重心移動をサポートしてくれ、左右にエネルギーがロスすることなく効率的に走ることができます。
以上、いかがでしたでしょうか?それでは Have a nice run!!
アシックス公式HP
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