(最新レビュー)アディダスアディゼロボストン10の機能・特徴紹介レビュー/Review of Adidas Adizero Boston 10 3.61/5 (16)

adidas アディダス

アディダスのクッション系人気シューズであるボストン10について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなボストン10について、基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。

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基本情報

アディダスシリーズの中で最も定番のモデルであり、とてもバランスが取れた良い意味でクセのないtheデイリートレーニングモデルシューズがボストンシリーズです。
これまでのボストンシリーズはシリアス市民ランナーから初心者ランナーまで、ランナーのレベルを選ばない幅広い層に使われ愛されてきたシューズです。

その原動力とも言えるアディダスの独自のミッドソール素材であるBOOSTブーストが、ついに新作のボストン10では使われなくなり、アディダスが近年力を入れているライトストライクに置き換わりましたエリートレーシングシューズであるADIZERO ADIOS PRO 2と同様の反発性の強いライトストライクプロ、そして耐久性に優れたLIGHTSTRIKE EVAミッドソールフォームを組み合わせたミッドソールになっています。さらに”5本指” ENERGYRODSやCONTINENTALラバーアウトソールを搭載し反発性と耐久性を兼ね備え、前作よりも軽量で反発性のあるデイリートレーナーシューズに生まれ変わりました。


また、見た目もスニーカー的な見た目に変わり、スタックもこれまでの比較的低スタック(ミッドソールの厚み)から厚底に変わり、前足部にはエナジーロッドが搭載されたことから、これまでのボストンから大きく進化したシューズです。
同時に発売されるADIZERO ADIOS PRO 2が備えているレース本番向けのスペックを踏襲しながら、日々の強度の高いトレーニングから普段のジョギングにも使える一足です。

基本情報
ブランドAdidas アディダス
シリーズボストン
モデルボストン10
タイプクッション系
重さ294g
ヒールドロップ8mm (ヒール39mm、前足部31mm)
対象ランナーサブ3、サブ3.5、サブ4、完走、初心者

ボストン9のレビュー詳細はこちら↓

2021年発売予定のアディゼロジャパン6についてはこちら↓

また、アディオスプロ2.0も2021年夏にリリースされます!↓

同時期に発売されれるプライムXはこちら↓

良い点・気になる点

良い点・おすすめポイント
  1. ミッドソールの上部に使われているLightstrikePROは、アディダスで最も軽量かつ反発性の高いフォーム素材であり、最大のクッション性と共により多くのエネルギーを溜めて戻してくれます
  2. ミッドソールの下部には軽量なミッドソールであるLIGHTSTRIKEが搭載されています。爆発的なスピードをサポートし地面と足の間に快適さを与えるてくれます。一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保つってくれ、さらに安定性が高く、着地時の横ブレが少ないのが特徴です
  3. BOOSTブーストフォームよりも軽量なミッドソールが使われているため全体的なスタックが高くなりクッション性は高くなりました
  4. 前足部のミッドソールには5本のエナジーロッドが搭載されており、蹴り出しの前へのライド感・安定性があります
  5. 環境に配慮した素材が使われています。高機能リサイクル素材シリーズの一つであるプライムグリーン、そしてアッパー部分の50%はリサイクル素材を使っていて、バージンポリエステルは不使用になっています
気になる点
  1. 全体的に重量感がある(300グラム程度)シューズです(一方で、ミッドソールとエナジーロッドの反発性は高いので同じ重量のランニングシューズに比べると反発力・推進力は高いシューズです)
  2. 全体的にスタックが高くなり、これまでのボストンの薄底、地面との接地感覚が好きなランナーにとっては慣れが必要でしょう。前作のボストン9の薄底スタックのテンポアップシューズは新作のアディオス6(アディゼロジャパン6)が引き継ぐことになりました
  3. 日本での発売開始は7/1です。前作のボストン9の定価が13,200円でしたが、今作は定価税込15,400円に値上がりしました。ただグラスファイバーロッド入りシューズと考えると比較的安価とも言えます
  4. かかと部分のミッドソールにナイロン製のヒールプレートが浅めの位置に入っているため、ゆっくりなペースで踵着地をすると硬いと感じるかもしれません

こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング

前作よりもより幅広いトレーニングに使えるテンポアップシューズ兼デイリートレーニングシューズに生まれ変わりました。メーカーの「365日の5本指カーボン」というコンセプトの通り、毎日のランニングで使えるシューズです。

エナジーロッドとライトストライクプロによる反発力・推進力、そしてコンチネンタルラバーの耐久性・グリップ力によって、(全体的に軽量なモデルとは言えませんが)テンポ走~ジョギングまでのシーンで、またキロ4分弱~6分くらいのペースまでマルチに活躍してくれるモデルになっています。
ですのでサブ4~エリートランナーまで幅広いランナーにおすすめのシューズです。癖がない履き心地でエナジーロッドのライド感があるので長い距離の足持ちが良いため特に長距離走でおすすめです。

また、レースでADIZERO ADIOS PRO 2を履こうと考えているシリアスランナー(サブ3以上)にとっては、ボストン10はそのスペックが踏襲されたシューズですのでシューズローテーションの一つとしてジョグ用シューズとしておすすめです。

また、カーボンプレート入りシューズを買うほどシリアス・ハイレベルランナーではないけど、最新技術が詰まったシューズを気軽に日々のジョギングで履いてみたいという方にとってもおすすめです。エナジーロッドやライトストライクプロなどエリートランナーが履くシューズの技術が詰まった最先端シューズが比較的安価に手に入ります。

パーツごとの特徴

このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!

アッパーの特徴

前作のボストン9ではマイクロフィット ストレッチメッシュアッパーという伸縮性とフィット感、通気性が高いメッシュ生地が使われていました。
今作のアッパーは外側(中足部)のセラーメッシュ2.0という透けている素材が、内側のエンジニアードメッシュアッパーを包み込むようなスペックになっています。アッパー素材には環境を配慮したリサイクル素材が使われています。
全体的に軽量性と通気性に優れたメッシュアッパーです。内側のメッシュアッパーが靴下のように足を包み込んでくれる2層構造のインターナルソックス構造になっていて、足全体を優しく包み込んでくれるフィット感があります。

かかと部分の履き口の生地感は肉厚になっており柔らかくクッション性の高いヒールパッドが踵周りを優しくホールドしてくれます。ヒールカップはしっかり・硬めの質感になっており着地の安定性が高くなっています。
シュータンは薄めの生地感ですがフニャフニャではなく硬めの質感なので紐の締付けが中足部に与えるストレスは少ないでしょう。また、シュータンの両サイドは内側でミッドソールにつながっているので、シュータンが中に入っていってしまうことはなく足の甲にしっかりフィットしてくれます。

中足部は非常に薄い素材(アディオスプロで使われていたようなセラーメッシュのような生地感)が使われていますが補強のためのオーバーレイが施されています。さらにつま先やシューレースホールの全部などにはスエードの補強(オーバーレイトゥキャップ)、かかと部分には補強が貼り付けられており必要な部分にはしっかりとしたホールド感と耐久性が施されています。

足型(ラスト)はマイクロフィットトレーニングラストというアディゼロジャパン6に採用されているマイクロフィットラストよりも少しゆったり目になっています。

前足部はスエード生地の補強 中足部はオーバーレイ補強
かかと部分は厚めの生地感でホールド感がある
かかと部分はややスリムなラストでフィット感が高い ヒールカップは硬め
新作ボストン10
新作ボストン10
新作ボストン10(Women’s)
新作ボストン10(Tinman Elite Edition)
新作ボストン10(Tinman Elite Edition)

ミッドソールの特徴

ミッドソールは前作のボストン9では、ライトストライク(上部)とBOOSTブーストフォーム(下部)の組み合わせでしたが、今作ではライトストライクプロ(上部)とライトストライク(下部)の組み合わせに大きく変更となりました。
簡単に言うと、上部は柔らかく反発性の強い素材、下部はやや固くて安定性と耐久性の高い素材になっています。前足部はライトストライクプロ(柔らかめ)の厚みが相対的に多いためより反発性が強く、一方で、かかと部分はライトストライクの厚みが相対的に多いためより安定した着地ができる仕様になっています。このミッドソールの変更によって前作から反発力が格段にUPしています。


BOOSTフォーム自体は開発から長らく時間が経っており、他社の新素材と比べると比較的重く、クッション性も劣ってきているため今後新しいシューズに搭載されるのは少なくなっていくでしょう。一方で新しいアディダスウルトラブースト21などでは改良版のブーストフォームが搭載されています。

さて、このライトストライクプロといえばアディオスプロという5本指カーボンシューズでありエリートランナー向けのシューズで初めて搭載されたミッドソールです。接地感としては柔らかく、非常に反発性の優れたフォームです。

その不安定さを補強するために下部には、より固めのライトストライクフォームが搭載されています。このフォームは一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保っており、安定性が高く、着地時の横ブレが少ない素材です。
いずれも軽量なミッドソール素材が搭載されていることから、ボストン9と比べて新作のボストン10はややミッドソール全体の厚み・スタックが高くなっていることがわかります。これによってクッション性も格段に上がりました。一方で前作に比べて地面との接地感覚・自分で地面を蹴っている感覚は薄れ、厚底シューズの接地感覚に近くなります。


さらに大きな変更としては、前足部にアディオスプロに搭載された技術エナジーロッド(5本の固い素材)が搭載されるということです。エナジーロッドは屈曲性・柔軟性に優れたグラスファイバー素材で作られており、これにより足の中足骨に沿ってライド感を生み出してくれます。
また着地時の適度な沈み込みや安定性、重心移動時の反発性を生み出し、前への推進力を生み出してくれます。特に前足部は反発性が強く柔らかいライトストライクプロの厚みが多いためエナジーロッドによって安定性が補強されている形になっています。

また、踵部分にはナイロン製のヒールプレートが搭載されており、着地から蹴り出しにの足首周りのぐらつきを抑えエネルギーロスなく前に推進力を生み出すことができます。

前足部には5本指カーボン(実際は屈曲性・柔軟性に優れたグラスファイバー素材) エナジーロッドが搭載され推進力を生んでくれる
ライトストライクプロとライトストライクの2層構造のミッドソール
ボストン10Black color
ボストン10Black color
ボストン10Black color
Men’s color Blue
Men’s color Blue
Women’s color Green
Women’s color Green
Women’s color Green
アディオスプロに搭載された5本のエナジーロッドがボストン10にも搭載される(写真はアディオスプロ)
前作Boston9 ボストン9 上部がライトストライク 下部がライトストライクプロ
アディオスプロ(カーボン入りシューズ)全面がライトストライクプロ アッパーはセラーメッシュ

アウトソールの特徴

新作のボストン10では、前作同様コンチネンタルのグリップ力と耐久性に優れたラバーがほぼ全面にアウトソールに使われています。ヒールストライク・踵着地でも安定した着地ができるようになっています。

また、今作も前作同様フラットソールで、接地面積は大きめに取られており着地時の安定性は高くなるようなデザインになっていることがわかります。また、中足部はえぐれており、ミッドソールの中の5本のエナジーロッドのうち3本が見えるようになっています。

これまでのアディダスと言えば前作のボストン9に代表される、自転車や自動車のタイヤに使われているコンチネンタルラバーというグリップ力と耐久性に優れた素材、そして、中足部にTORSION SYTEMトーションシステムが組み合わされており、足のねじれを軽減してくれ、長く走っている時の足の疲労感やストレスを軽減してくれるというアウトソールが定番です。今作では引き続きコンチネンタルラバーのアウトソールになっていますが、TORSION SYSTEMは搭載されていません、その分5本のエナジーロッドが反発と安定性を生み出してくれるスペックになっています。

コンチネンタルラバーが高いグリップと耐久性を発揮してくれる
新作ボストン10のアウトソール(中央部分に3本のエナジーロッドが見える)
新作ボストン10のアウトソール(中央部分に3本のエナジーロッドが見える)
前作BOSTON 9 ボストン9 コンチネンタルのラバーと中足部にTORSION SYSTEM

発売時期・価格

日本での発売開始は7/1です。
前作のボストン9の定価が13,200円でしたが、今作は定価税込15,400円に値上がりしました

前作ボストン9・類似シューズ

前作のボストン9は発売から時間がたち、だいぶ価格が下がってきておりカラーやサイズ次第では6,000円前後で販売しているオンラインショップもあります。このタイミングで前作を買うのもありですね。

また、ボストン10同様に各メーカーの2021年の新作デイリートレーニングシューズを紹介します。各紹介ページを参考にしてください。

ナイキ ペガサス38

ナイキのデイリートレーニングシューズとして最も歴史があり世界の多くのランナーから愛されているペガサスシリーズの最新作38が2021年春にリリースされました。ペガサス37からアッパー部分が主にマイナーアップデートとなり、より安定感・ホールド感のあるアッパー素材に変更になっています。マイナーアップデートなので前作の37も価格が落ちておりコスパの観点ではおすすめです。

ホカオネオネ クリフトン8

ホカオネオネのフラッグシップモデルであるクリフトン8が2021年6月(レディスは7月)リリースされました。こちらもデイリートレーニングシューズですが、ボストンやペガサスに比べてよりクッション性・安定性が高いため、ゆっくり長い距離を走るのに向いており、より初心者ランナーにおすすめできるシューズとなっています。
前作のクリフトン7からのマイナーアップデートとなっており、価格が落ちてきているクリフトン7(前作)もコスパの観点ではおすすめです。

アシックス エボライド2、グライドライド2

こちらはアシックスのライドシリーズの新作であるエボライド2とグライドライド2です。いずれも2021年2月にリリースされた新しいモデルです。メタロッカー構造というつま先が反り上がった形状になっており、より楽に少ない力で長く走れることをコンセプトに作られたデイリートレーニングシューズです。エボライド2の方がより経験者向け、グライドライド2の方がより初心者向けの作りになっています。こちらも前作のエボライド、グライドライドのマイナーアップデートとなっているので前作もコスパの観点ではおすすめです。

以上、いかがでしたでしょうか?Have a nice run!!

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