プーマのレース、スピード系人気シューズであるディヴィエイトニトロエリートについて気になっている方多いのではないでしょうか?そんなディヴィエイトニトロエリートについて、基本スペックから良い点・悪い点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
2021年に立て続けに新作のニトロシリーズのランニングシューズ4足をリリースしてきたプーマが、ニトロシリーズの5足目を発表しました。なんと、あのカーボンプレート入りシューズのデビエイトニトロ(ディヴィエイトニトロ)の更に軽量版のレーシング特化モデルになっています。
このディヴィエイトニトロエリートレーサーは新作フォームであるニトロフォームをさらに進化させたニトロエリートフォームというより柔らかく反発性に特化した素材、そしてカーボンプレートであるイノプレート、そして人気の高いプーマグリップという複数の素材からミッドソール・アウトソールが構成されています。
それでいて、200gを切る軽さで非常に反発力がありスピードが出しやすいモデルです。リベレイトニトロとディヴィエイトニトロが合体したかのような、レーシングモデルのシューズです。
基本情報 | |
ブランド | PUMA プーマ |
シリーズ | ディヴィエイトニトロ |
モデル | ディヴィエイトニトロエリートレーサー |
タイプ | レース、スピード系 |
重さ | 191g |
ヒールドロップ | 8mm |
対象ランナー | サブ3、サブ3.5 |
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!
あなたをサポートしてくれるサプリメント【Myprotein】アッパーの特徴
完全にスケスケで、履いたら靴下の色がしっかり見えるくらいの薄さの非常に軽量で柔らかいウルトラライトウェイトモノメッシュという素材が使われています。この素材によって全体として非常に軽量になっています。シュータンや履き口部分も非常に薄い素材です。全体としてアッパーは足の全体にピタッと密着し足の自然な屈曲に合わせてしなやかにフィットしてくれます。
メンズとウィメンズで少しラストが異なり、ウィメンズは履き口まわりが細く、足の甲が少し低いラストになっています。
一方で、中足部にはバンドがあり、かかと部分の履き口の左右にはクッション、さらにミッドソールのかかと部分にはTPUヒールクリップがあるので、最低限のホールド感・安定感がありますが接地時間が長くなるようなゆっくりのペースだと少しぐらつき・不安定さがあります。ヒールカウンターはなく、とても柔らかい質感です。
ミッドソールの特徴
ミッドソールは、ニトロエリートフォームという他のニトロシリーズ4足に使われているニトロフォームよりも、より反発性と推進力に特化した新しいフォームが使われています。このニトロエリートフォームは、短距離の選手、ウサインボルト選手やサニブラウン選手などが使用しているスパイクと同じ非常に高反発な素材とニトロフォームをあわせて開発された素材になっています。
そもそもニトロフォームというのは窒素ガスを充填させて無数の小さな気泡を中に閉じ込めた作りになっていることから、非常に軽量で一つ一つの気泡が潰れて戻る力が推進力に変わるという仕組みです。同じような製造工程で作られているのがBROOKSのDNA FLASHで、ハイペリオンやハイペリオンエリートの質感と似ています。
このニトロエリートフォーム自体はかなり柔らかなので沈み込む感覚が怖いですが(かかと部分の厚さは36mm)、中足部にカーボンプレートが入っている、さらにアウトソールは硬いプーマグリップが全面に入っているので、全体としてそこまで柔らかすぎるという感覚はありません。足をついた瞬間にパンっとリスポンスを返してくれるような反発になっています。通常のニトロフォームと比べると、さらに反発性・弾力性、そして屈曲性が強い素材です。(ZOOM Xフォームやニューバランスのフューエルセルエリートのような柔らかさがあります)
カーボンプレートであるイノプレートは、先端が足袋のように2又に分かれていることで、接地が若干左右どちらかにブレもカーボンが湾曲することで真ん中に重心を自然に持っていってれる効果があります。また、着地のスイートスポットが広く、癖のない接地感がありこしっかり蹴り出して前への推進力を生み出すことができます。さらに、カーボンプレートによってミッドソール全体の安定性が強化されています。
アウトソールの特徴
アウトソールはニトロシリーズで陰の人気を誇る、プーマグリップよりもさらに薄く軽量なプーマグリップLTがほぼ全面に搭載されています。非常にトラクション、摩擦力の強い素材で、かつ全面についているので耐久性も高くなっています。どのような路面でもしっかりと地面を掴んで捉えてくれるので、蹴り出しのエネルギーが逃げることなく地面を蹴ることができます。
普通のレーシングモデルシューズですと、軽量性を重視するためミッドソールがむき出しで、摩耗やすり減りが速かったり、着地のポイントがミッドやフォア気味に限られているのが多いですが、ディヴィエイトニトロエリートは全面にアウトソールがついているので耐久性も高いですし、ヒールストライク・踵着地でもしっかりとクッショニングが得られます。
終わりに
以上、いかがでしたでしょうか?是非ディビエイトニトロエリートレーサーを履いてPB更新を目指してください!それでは Have a nice run!!
PUMA公式ホームページ
https://jp.puma.com/jp/ja/home
(画像は公式HPより引用)