アディダスのレース、スピード系人気シューズであるアディゼロジャパン7(アディオス7)について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなアディゼロジャパン7について基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
アディダスの人気シリーズアディゼロジャパンの新作が2022年7月にリリースされます。このシリーズはスピードアップや自己記録更新のための軽量ランニングシューズで幅広く市民ランナーや部活生に愛されているシューズです。
5キロ、ハーフ、フルまで幅広いレースで使え、さらにテンポ走やインターバルなどのトレーニングでもガンガン使える非常に万能な、レーシングシューズ兼テンポアップシューズです。
前作の6はその前の5から2年間経過した昨年発売され、ミッドソールが変更され、前作よりも長いTORSION SYSTEMが搭載し大きな進化を遂げました。
そして、新作の7は基本的なミッドソールやアウトソールのスペックはそのままに、アッパー素材の変更のみのマイナーアップデートとなっています。
アッパーがより軽量、薄い通気性の高い、そしてホールド感がある硬めの素材になったことで、ポイント練習などのスピードを出すトレーニングでもエネルギーロス少なくよりスピードを出しやすいシューズに進化しています。
基本情報 | |
ブランド | Adidas アディダス |
シリーズ | アディゼロアディオス |
モデル | アディゼロアディオス7 |
タイプ | レース、スピード系 |
重さ | 231g |
ヒールドロップ | 8mm (かかと部分27mm、前足部21mm) |
対象ランナー | サブ3、サブ3.5、サブ4 |
アディゼロジャパン6のレビュー詳細はこちら↓
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!前作との比較も交えながら紹介します。
アッパーの特徴
アッパーが前作からの唯一の変更点です。
LIGHTWEIGHT MONO MESHというリサイクルポリエステルベースのアディゼロシリーズ最薄最軽量メッシュアッパーが搭載されています。この素材は軽量性、通気性、ホールド力に優れた素材で、ジャパンのようなポイント練習でガシガシ使うシューズにはなくてはならない機能を提供してくれます。また、シュータンが内部でアッパーにくっついているインターナルソックス構造やつま先の補強などの組み合わせにより優れた軽さと耐久性、フィット感全てのバランスが高くなっています。
また、かかと部分のヒールカウンターもしっかりしており着地時のブレを防ぐ安定感が高くなっています。前作ではかかと部分にパッドがありましたが、今作ではなくなっています。その代わり簡単に着脱できるようにかかとにベロが付いています。シュータンはアッパー生地とつながっている一体構造になっているので走行中にシュータンが中に入っていったり食い込んでいってしまうことはありません。
マイクロフィットラストという日本人の足型に合いやすいようにデザインされたアッパーでフィット感が非常に高くなっており、足入れしてみるとピタッと中足部から踵周りにかけて包み込んでくれます。トクにかかと部分は比較的スリムな作りになっており足のヌケ感は少ないでしょう。
ミッドソールの特徴
ミッドソールは前作の6から変更点はありません。
ミッドソールは前前作の5では、上部がライトストライク、下部(かかと部分のみ)にはブーストフォームが使われていました。一方で前作の6、今作では、前足部にはライトストライクプロ、下部全体にライトストライクが搭載されています。
簡単に言うと、ライトストライクは柔らかく反発性に特化した素材、ライトストライクはやや固めで安定性の高い軽量素材になっています。これにより前作よりも圧倒的に反発性・推進力が強くなっておりスピードが出しやすいシューズに進化しています。
同時期に発売されるボストン11との比較で言えば、ライトストライクプロが前足部だけの搭載で、より軽量なライトストライクの割合が多いため、全体としてライトなミッドソールになっています。
このライトストライクプロといえばアディオスプロという5本指カーボンシューズでありエリートランナー向けのシューズで初めて搭載されたミッドソールです。接地感としては柔らかく、非常に反発性の優れたフォームです。
その不安定さを補強するために下部には、より固めのライトストライクフォームが搭載されています。このフォームは一般的なEVAよりも40%軽量ながらBOUNCEフォーム(EVA)と同等の反発力を保っており、安定性が高く、着地時の横ブレが少ない素材です。
アウトソールの特徴
アウトソールも前作からの変更点はありません。
アウトソールはコンチネンタルラバーと中足部にはTORSION SYSTEMが採用されています。コンチネンタルは自動車やレース用の自転車に採用されている様々なコンディション下でも高いグリップ力を発揮しスリップによるエネルギーロスを軽減してくれるラバーです。
TORSION SYSTEMは、着地や蹴り出しの時に足のねじれやグラつき、ブレを防ぎ、エネルギーロスなく蹴り出しをサポートしてくれるもので、アシックスの薄底シューズのターサーエッジや、ライトレーサーなどにも搭載されている技術です。
前作よりもこのTORSION SYSTEMがかかと部分と前足部に長く伸びていることがわかります。これによりさらに反発と安定性が増すと同時にアウトソール全体の剛性が高くなっています。中足部フラットソールになっており、着地の安定性は高くなっています。
以上、いかがでしたでしょうか?Have a nice run!!