東京オリンピック女子マラソンが行われ、ケニア勢の1,2フィニッシュ、そして3位はアメリカの選手という結果になりました。そして日本代表の一山選手が日本人選手アテネ五輪以来の8位入賞というすばらしい結果になりました。札幌とはいえ夏場の厳しい暑さの中、前日夜にスタート時間が7時から6時に前倒しになるという変更もありながら、日本の選手3名、一山選手、鈴木選手、前田選手は本当に頑張ってくれました!
この記事では、女子マラソン選手が履いていたカーボン入りシューズをまとめていきます。
トップ選手の履いていたシューズ
さて、私は選手の応援もそうですが、トップ選手がどのメーカーのカーボン入りシューズを履いているのかも気になりながら観戦していました。
特に1位のケニアのP.ジェプチルチル選手、2位ケニアのB.コスゲイ選手、3位アメリカのM.セイデル選手の履いていたカーボン入りシューズがそれぞれ異なるシューズだったのが印象的です。
全体的にはナイキのアルファフライ、ヴェイパーフライが多かったですが、トップ3選手のシューズが3者3様だったことは、今後ナイキ一強という徐々に牙城が崩れていくのではないでしょうか。
下記では、1位、2位、3位の選手、そして日本人選手、一山選手、前田選手、鈴木選手が履いていたシューズをまとめていきます。
アディダス アディゼロアディオスプロ2
1位のケニアのP.ジェプチルチル選手(2:27:20)が履いていたのがアディオスプロ2でした。
エナジーロッドという5本指カーボンと、高反発なライトストライクプロのミッドソール、そしてグリップ力の強いコンチネンタルラバーアウトソールが特徴的なレーシングシューズです。
ナイキ ヴェイパーフライネクスト%2
2位のケニアのコスゲイ選手(2:27:36)が履いていたのはヴェイパーフライネクスト%2でした。
ZOOM Xフォームというミッドソール素材と、フルレングスのカーボンプレートによる非常に強い反発力が魅力のレーシングシューズです。アルファフライと違い、アウトソールがフラットソールになっていて、接地のスイートスポットが大きめのため、多くの市民ランナーにも愛される対象ランナーがアルファフライよりも広いシューズと言えます。
ナイキ アルファフライネクスト%
日本の一山選手、鈴木選手が履いていたのはアルファフライネクスト%でした。
数あるカーボンプレート入シューズの中で最も推進力・反発力の強いシューズです。ここ2年くらいトップ選手のほとんどがこのシューズを履いていおり、世界No.1のエリウド・キプチョゲ選手も履いているシューズです。
プーマ ディヴィエイトニトロエリート
3位のアメリカのセイデル選手(2:27:46)が履いていたのはプーマの薄底カーボン入りシューズであるディヴィエイトニトロエリートです。
比較的薄底のスタックですが、ニトロフォームという高反発なミッドソールとプーマグリップというグリップ力の強いアウトソール、そしてカーボンプレートが強い推進力を生み出してくれます。
アシックス ソーティマジック
日本の前田選手が履いていたのがアシックスの薄底レーシングシューズであるソーティマジックです。
カーボンプレートは入っていませんが、アウトソールにPebax製の高剛性のトラスティックが入っており強い反発力を生み出してくれるシューズです。
以上、いかがでしたでしょうか。ナイキだけでなく、多様なレーシングシューズが見られとても楽しい・白熱したレースでした。
ぜひお気に入りの一足を見つけてランニングを楽しんでください!