asics アシックスのクッション系人気シューズであるノバブラスト3について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなノバブラスト3について基本スペックから良い点・悪い点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
アシックスが2019年に出した新シリーズノバブラスト(ノヴァブラスト)。2021年にノバブラスト2が発売され、非常に好評でした!ノバブラストは「いつもの道を弾ませよう」というコンセプトで、アシックスのこれまでの安定性重視、ホールド感重視のがっちり安心感というよりは、より躍動感、ハネ感のある楽しいランニングシューズです。
トランポリンのようにポンポン弾む、ポンポン系・反発系のややファンランよりのデイリートレーニングシューズで、市民ランナーにとっても、これからランニングを始めたい人にとっても、ランニングを楽しめる、気分転換に走れるようなシューズです。
前作のノバブラスト2から初めて使われることになったFlyteFoamブラストがさらに進化し、FlyteFoamブラストプラスという非常に軽量で高反発のミッドソールや、そのミッドソールの側面や底面の形状(パターン)がバネのように反発しやすい構造になっていることで、一歩一歩弾むような反発を返してくれるシューズです。ノバブラスト2はノバブラスト1の不安定さを改善し、より多くのランナーに支持され、従来のアシックスのガッシリ・安定・セーフティ系のイメージが一新してくれました。
さらに2022年発売するノバブラスト3はより軽量で弾む、バウンド感そして安定性もある非常に楽しい、安心感のあるシューズです。
なにより、普段のゆっくりペースのジョギングから4分台くらいの早いペースのテンポ走まで幅広いランニングまで対応できるという非常に多機能なシューズです。
基本情報 | |
ブランド | asics アシックス |
シリーズ | ノバブラスト |
モデル | ノバブラスト3 (ノヴァブラスト3) |
タイプ | クッション系 |
重さ | 253g |
ヒールドロップ | 8mm (メンズ踵部分31m、前足部23mm) |
対象ランナー | サブ3.5、サブ4、完走、初心者 |
ノバブラスト1、ノバブラスト2のレビュー・解説はこちらを参考にしてください↓
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!前作との比較も交えながら紹介します。
アッパーの特徴
前作と同じくジャカード織のメッシュアッパーが採用されており、ニット系素材のような柔らかい足当たりです。通気性もよく、足回りのサポート・ホールド感も高く、さらにニット素材のような柔らかな履き心地の良さがあります。
特筆すべき変更として、前作同様にかかと部分ヒールカウンターにTPUという固い素材の補強が施されたことでかヒールカップがしっかりしました。また、履き口の生地感はより肉厚になり、踵が全体的にガッシリとホールドされます。
柔らかいミッドソール素材であるFlyteFoamブラストプラスを使っているため、着地の不安定さ、沈み込み、ぐらつきを抑えるために、かかと部分を固く補強することによってより安心して走ることができ、オーバープロネーション(足が過度に傾くことによる怪我)のリスクを軽減してくれます。
前作からの変更点としてはシュータンが二股に分かれる形状になり、足の甲のフィット感がましたことです。前作は非常に肉厚なシュータンで、やや重苦しい感じでしたが今作はよりレーシングシューズっぽいデザインになりました。
ミッドソールの特徴
ミッドソール素材は前作ではFlyteFoamブラストが使われていましたが、新作では最新のFlyteFoamブラストプラスが搭載されました!!
この素材はアシックスの中でも、最も柔らかく軽量で反発する素材になっています。秘密は、ミッドソールの中に無数にある一つ一つの空間であるガスの充填されたポリマーがブロック構造になっていることです。ブロック構造とは硬い部分とその間をつなぐ柔らかい部分になっていることで、これによって一つ一つのポリマーに小さなバネが入ったように、着地時に変形した際によく反発するという性質を持っています。
実際に走ってみると、非常に柔らかく、一歩一歩ポンポン弾んでくれるような感触が味わえます。他のメーカーの反発系シューズとの若干の違いは、着地時に沈み込んで瞬間的にパンっと反発を返してくれるというよりは、しっかりと衝撃を吸収してゆっくりとポヨーンと力を返してくれるような感覚です。
前作からのミッドソールの変更点の1つ目は、ミッドソールの厚みが全体で1mm厚くなったことです、これによってより前足部のクッション性が向上したことによりドロップ差がやや小さくなるので安定性が増しました。
また、変更点2つ目はミッドソールのかかと側面のパターン(構造)が前作の2層構造からシンプルな構造へ変化したことです。文章で説明するのは難しいのですが、前作のノバブラスト2はミッドソールの踵側面が2層構造のダイヤモンドカットのような凹凸が施されており、これがトランポリンのような反発をさらに生み出す仕掛けになっていました。新作の3では、その構造がよりシンプルになり、バウンド感・スプリング感はそのままに安定性を向上させてくれています。
これら3つの変更とアッパーの変更によって、前作ノバブラスト2よりも柔らかいながらもしっかりした、安定性がアップし、ゆっくりのペースでもある程度ペースをあげたランニングでも、左右にエネルギーロスすることなくしっかりと前、上方向にエネルギーを返してくれるシューズになった印象です。このあたりは、前作への不満点をしっかりと解消し、シューズの進化が見られます。
アウトソールの特徴
アウトソールは基本的な部分は前作から変更はありません。前足部とかかと部分に「くぼみ」があることによってトランポリンのように弾む感覚を提供してくれます。
前作から変更が施された点としては、ラバー(アシックスのAHAR PLUSというグリップ力耐久性に優れたラバー)の厚みがやや厚くなったことにより着地の安定性とグリップ力、耐久性が向上しました。また、前足部の横方向への切れ込みが少し大きくなったことにより各ラバーが独立し、足の屈曲に合わせてより柔軟に屈曲してくれるようになりました。
以上、いかがでしたでしょうか?それでは Have a nice run!!
アシックス公式HP
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