asics アシックスの安定系人気シューズであるゲルカヤノライト2について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなゲルカヤノライト2について基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
アシックスのゲルカヤノシリーズといえば、アシックスの中でも最も定番で知名度のあるランニングシューズです。
アシックスのお家芸とも言える独自のGEL素材が搭載されている安定性と快適性を兼ね揃えた初心者ランナー向けセーフティモデルで、最新作の28代目となるゲルカヤノ28が2021年にリリースされます。そんなゲルカヤノというド定番モデルを初心者だけでなく中級者・上級者も扱いやすくしたモデルがゲルカヤノライトというシリーズです。
簡単に言えば、ゲルカヤノのガッシリとした安定性・堅牢性を少し削いで、最低限のスタビリティ性能・安定性は残しつつも、より軽量で反発感がありスピードを出しやすくしたモデルがゲルカヤノライトです。もちろん、アシックスのランニングシューズの長年の顔とも言える「GEL」(生卵を上から落としても割れないくらいのショック吸収力をもつ素材)がミッドソールに入っており、足へのダメージ軽減・クッション性は高いシューズとなっています。
さらに、リサイクル素材が多く用いられて製造されたシューズで、環境に配慮されたランニングシューズになっています。
これからランニングを始めたい方の一足目として、または普段から走っている市民ランナーの方のジョグ用シューズとしておすすめの一足です。
基本情報 | |
ブランド | asics アシックス |
シリーズ | ゲルカヤノ |
モデル | ゲルカヤノライト2 |
タイプ | 安定系 |
重さ | 289g |
ヒールドロップ | 10mm (Men’s), 13mm (Women’s) |
対象ランナー | サブ3.5、サブ4、完走、初心者 |
ゲルカヤノ28、ゲルカヤノ27のレビュー・解説はこちらを参考にしてください↓
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!ゲルカヤノ28との比較を交えながら紹介します。
アッパーの特徴
アッパーは伸縮性のあるエンジニアードメッシュアッパーになっており前作の1よりもより通気性とフィット感がUPしています。
履き口とパッド感のあるシュータンは厚みのある生地感で、足の甲から踵にかけてのホールド感が高くギュッとロックしてくれます。またヒールカウンターはしっかり目になっていて着地時のブレは少なくなっています。通常のゲルカヤノ28には取り付けられている外付けのヒールカウンター素材はゲルカヤノライトにはついておらず、軽量なアッパーになっています。
足型は日本人の足にも合いやすい、前足部が比較的幅広でトーボックスの空間も広めのデザインになっています。
アッパーの素材は環境に配慮されたリサイクル素材が用いられています。
ミッドソールの特徴
ミッドソールは下部にFlyteFoam、上部にFlyteFoamブラストターボ、そして前足部とかかと部分にGELが内蔵されています。
FlyteFoamは比較的硬めのしっかりした反発力のある素材になっており安定性が高いミッドソールです。一方でFlyteFoamブラストターボはメタスピードエッジというレーシングシューズにも使われている柔らかめの反発性が非常に強く軽量な素材です。
下部がFlyteFoamになっていることで全体の安定性を担保しつつ、かかと部分の内側はFlyteFoamの割合が多くなっていることで足の過度な倒れ込み(オーバープロネーション)による怪我防止の役割を果たしています。
また、通常のゲルカヤノ28に比べて使われているゲルの量が少ないため全体的に軽量でより跳ねるタイプのミッドソールになっています。
アウトソールの特徴
アウトソールはアシックス独自のグリップ力と耐久性に優れたAHARラバーがほぼ全面に取り付けられており、フラットソールになっているので、初心者の方のヒールストライク・踵着地の走り方でも安定して地面を捉えた着地ができます。
通常のゲルカヤノ28と異なり、中足部に取り付けられている安定性を補強するためのトラスティックがついていません。それによってより軽量なデザインになっています。
一方でゲルカヤノ28と同様に、前足部には蹴り出し時の足の自然な屈曲にしっかりと対応し、蹴り出し動作をサポートしてくれるフレックスグループという横方向への切れ込みが施されています。これによって前足部の屈曲性が高く、走行時の柔軟性が高まりより効率的なランニングをサポート実現してくれます。ゲルカヤノ28との違いはこの溝がより大きくなっているため、アウトソールの軽量化とより屈曲性が高い仕様になっていることです。
そして、これもゲルカヤノ28と同様にアウトソールの中央部分には縦にガイダンスラインというくぼみが施されています。これにより足が左右に過度に倒れ込むのを防ぎつつ、着地から蹴り出しまでの、後ろから前へのスムーズな重心移動をサポートしてくれ、左右にエネルギーがロスすることなく効率的に走ることができます。
発売時期・価格
日本では2021年夏にリリースされました、価格は前作同様に定価税込17,600円です。
このタイミングで価格が下がってきている(10,000~12,000円程度)ゲルカヤノ27の購入もおすすめです。
以上、いかがでしたでしょうか?それでは Have a nice run!!
アシックス公式HP
https://www.asics.com/jp/ja-jp/