(最新詳細レビュー)ミズノウェーブリベリオンの履き心地・機能・特徴紹介/Review of MIZUNO WAVE REBELLION 3.63/5 (3)

Mizuno ミズノ

Mizunoのスピード系シューズであるウェーブリベリオンについて気になっている方多いのではないでしょうか?そんなウェーブリベリオンについて、基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。

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基本情報

MIZUNOから新しいスピード系のランニングシューズのシリーズが2021/7/22についにリリース。その名も「ウェーブリベリオン」、ミズノのランニングシューズの代名詞でもあるミズノ「ウェーブ」、と「リベリオン(反逆)」という2020年のミズノエナジーのキャッチコピー「本気の反撃」を彷彿とさせる挑戦的・アグレッシブな2つのワードの組み合わせです。
このウェーブリベリオンはフルマラソンサブ3(3時間切り)をターゲットとする市民ランナー向けのテンポアップシューズという位置づけです。シューズに合わせて着地やピッチなどのランニングフォームを変えるのではなく、普段の走り方でスムーズな走り心地でパフォーマンスを最大化することを狙っているシューズです
その名の通り、これまでミズノが培ってきた「ウェーブプレート」の技術と近年力を入れている「MIZUNO ENERGY」というミッドソールを最大限活かしたスピードを出しやすいシューズになっています。
位置づけとしては2021年春頃にミズノがリリースした「ウェーブエアロ19」というサブ3.5ランナーを対象としたスピード系、レース系シューズに近い印象です。カーボンプレートは入っていないですが、全体的に軽量で、反発性の強いミズノエナジー・ライトが採用されており、さらに反発性と安定性を生み出す新しいウェーブプレートが搭載された、これまでのミズノのランニングシューズにはない新しいテンポアップシューズ、ワークアウトシューズになっています。

基本情報
ブランドMizuno ミズノ
シリーズウェーブリベリオン
モデルウェーブリベリオン
タイプレース、スピード系
重さ235g
ヒールドロップ8mm
対象ランナーサブ3、サブ3.5

良い点・気になる点

良い点・おすすめポイント
  1. ミズノエナジー・ライトというウェーブデュアルネオ(エリートランナー向けレーシングシューズ)にも使われている高反発で軽量なミッドソールが搭載されています
  2. 新しく開発された形状のミズノウェーブがかかと部分~前足部まで長く搭載されており着地時の安定性と蹴り出しのライド感・反発を与えてくれます
  3. 全体的に軽量でスピードを出しやすいモデルですが、操作性、安定性も高いので普段の走り方でスピードを出せるシューズになっています。靴全体の屈曲性が高く沈み込みが少ないので、自分の足で走っている感覚や接地感覚がつかみやすいシューズになっています
  4. ミズノの他のランニングシューズでも多く使われているグリップ力と耐久性の高いG3ラバーがアウトソールのほぼ全面に採用されており、しっかりと地面を掴んでエネルギーロスなく蹴り出しの力を地面に伝えることができます
  5. アウトソールがフラットソールで接地面積が大きいためヒールストライク~ミッドフット気味の着地でも安定したぐらつきのない着地をサポートしてくれます。着地のスイートスポットが広くなっています
気になる点
  1. アッパーの中足部周りからかかと周りのホールド感・ロック力が気になります
  2. 国内での発売時期は7/22、価格は定価19,800円(税込み)なのでやや高めの設定です

こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング

「スピードランナーの新常識」というキャッチコピーがついている、サブ3前後の市民ランナー向けの強度の高いスピード練習やテンポ走、レースでメインで使えるシューズという位置づけです。新素材のウェーブプレートがかかとから中足部まで入っており、軽量なエナジー・ライト、全面にグリップ力の強いG3グリップが搭載されており、高反発でスピードを出すことに特化したテンポアップシューズ兼レースシューズのスペックになっています。
ただ、スピードがでるシューズというだけではなくて「操作性」「安定性」が高いため、シューズに合わせたランニングフォームで走るのではなく、普段の走り方の延長線上でスピードが出せるため、ランニングの再現性が高く、ケガ予防にも繋がります。
これまで薄底のシューズを好んで履いていたランナーにとっても、リベリオンの接地感の高さや操作性の高さは魅力的でしょう、シューズに走らされるという感じではなく自分の足で走っている感覚のあるシューズなので薄底ユーザーにも使いやすいシューズです。

ミズノはここ数年Mizuno Energyという新しいミッドソールを使ったシューズのプロダクトラインアップを拡大してきていますが、ウェーブデュアルネオSPエアロ19、ライダーネオあたりのラインアップを更に拡充していくような位置づけのシューズがこのリベリオンになっています。

また、他社メーカーが厚底カーボンプレートシューズの第二世代(ヴェイパーネクスト%2やアディオスプロ2、FC Elite V2、メタスピードスカイ、カーボンX2など)を出しており、カーボンプレートシューズで今からミズノが戦うには残念ながら周回遅れ感が否めず、そういった中で単にカーボンプレートに追従するのではなく、ウェーブプレートというミズノの代名詞をガラス繊維という新しい素材を使って開発したミズノの自社の技術への強いこだわりとオリジナリティを感じます。

パーツごとの特徴

このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!

アッパーの特徴

アッパーはエンジニアードメッシュになっており、非常に薄く軽量で靴の中がムレないよう通気性が高くなっており、縫い目のないシームレスな生地感でごわつきがなく足当たりが優しくなっています。軽量化のためにミズノのランバードロゴはプリントされているだけになっています。シュータンは薄い生地感です。
かなり硬めのヒールカウンターが入っており、さらに履き口まわりのアッパーの生地感は厚くなっており、かかと部分の着地のグラつきを抑え足へのダメージやエネルギーロスを少なく効率的なランニングをサポートしてくれます。
シュータンは内側の両側がストレッチ生地でミッドソールとつながっているタイプで、中足部の固定とフィット感が高くなっています。シュータンは非常に薄く足の甲にしっかり吸い付いてくれる感じです。

ミズノの他のランニングシューズ全般に言えることですが、日本人の足型に合いやすい比較的前足部が幅広、足の甲の高さがやや高めに作られている印象です。

また、最近のランニングシューズには広く取り入れられている環境に配慮した素材が使われています。靴ひも部分と履き口部分にリサイクルPET素材がつかわており、ミッドソールには、従来のミズノウエーブに使用していた石油由来ナイロン系素材と比べてCO2の排出量が少ない、植物性由来のナイロンプレートが使われています。

ミッドソールの特徴

ミッドソールはミズノが近年力を入れているミズノエナジーライトと新しい素材で強化されたウェーブプレートが組み合わさっています。
ウェーブプレートはミッドソールの上下からサンドイッチされた状態で、かかとから中足部まで入っている波打った形の硬い素材でできたプレートです。これによって地面からの衝撃を吸収すると同時に着地の安定性をサポートしてくれます。ウェーブリベリオンでは、グラスファイバー入りのナイロンウェーブプレートになっています。グラスファイバーによって従来のミズノウェーブよりも強化された仕様になっており、これにより走行方向の衝撃を吸収して横方向のブレを抑えることで、シューズに求められるクッション性と安定性を発揮してくれ、蹴り出しの強い反発力や前への推進力を生み出してくれます。

カーボンプレートが流行っている昨今のシューズ業界の中で、このミズノウェーブの良さの一つはバウンドのレスポンス・反応がクイックで早いことです。カーボンプレートシューズは着地の場所によっては着地と反発までのラグが若干ありますが、ミズノウェーブはよりクイックな反発力があります。このクイックな反発力が、後述するスパイクのようなアウトソールのグリップ感と相まって、ペースの早いランニングでも走るタイミングが取りやすく、他にはない良さとなっています。また、プレートが他社のカーボンプレートとは違って側面まで出ていて左右のミッドソールから見えるようになっています。幅広のプレートになっているので左右のブレに対してもしっかりと安定性を保ってくれる構造になっています。ウェーブプレートがカーボン製のプレートと比べて柔らかいため靴全体が屈曲するため、自分の足で蹴って走っている感覚の味わえるミッドソールになっています。また、接地のスイートスポットが比較的広めで、ヒールから着地しても前足部で着地してもどこでもしっかりとした反発がもらえます。

ミズノエナジーライトというミッドソールは従来のミズノのミッドソール素材よりも22%柔らかく、35%高いエネルギーリターンを発揮してくれる軽量な素材です。ミズノエナジーライトは、クッションによって接地時のエネルギーを、エネルギーロスを少なく反発させるミズノ独自の素材「MIZUNO ENERZY」の1つで、軽量性を追求したタイプです。ちなみに、ミズノエナジーには3種類あり、最も柔らかさと反発性を高めた「MIZUNO ENERZY CORE」、標準的な「MIZUNO ENERZY」があります。

リベリオンでは通常のミズノエナジーよりもさらに軽量なミズノエナジーライトが全面に使われておりシューズ全体の軽量化に貢献しています。接地感としては比較的硬めのミッドソールになっており、ウェーブプレートと相まって沈み込みがほとんどなく瞬間的な反発感が得られるシューズです。実際にウェーブデュアルネオSPでもエナジーライトとプレートの組み合わせでしたが、硬めで沈み込みが少なく、スムーズに蹴り出しに移れるミッドソールとなっています。

メンズ色違い
レディスカラー
緑色のものがグラスファイバー入りのナイロンウェーブプレート。グラスファイバーにより剛性が強くなってプレートの跳ね返りが強くなり、前方向へのエネルギーと安定性を兼ね揃えている。形はフォーク状になっていて着地の衝撃によってしなり、それが反発に変わる
実際にシューズに搭載されているウェーブプレート 先端がフォーク状に2又に分かれている
ミッドソールのミズノエナジーは3種類あり、リベリオンは真ん中のライトが使われている

アウトソールの特徴

アウトソールはG3ラバーという非常にグリップ力が強く耐久性に優れたラバーが全面に貼られています。
進行方向に対して垂直にラバーが配置されているため、路面をしっかりと噛んで掴んでくれるようなグリップ力があります。
特に蹴り出しと着地で力が大きくかかる親指と小指側には厚めにグリップが敷かれています。


このソールはウェーブデュアルネオSPなどのエリートランナー向けのレーシングシューズにも搭載されており非常にグリップが強く、多少濡れた路面でもしっかりと地面を掴んでくれますし、トラックですと尚更グリップしてくれます。

また、アウトソールがフラットソールになっており接地面積が広く、ウェーブプレートの良さでもあるスイートスポットの癖がないので、あまり厚底レーシングシューズに慣れていないようなランナーでも使いやすい、バウンドを活かしやすいシューズと言えるでしょう。

G3ソールが全面に敷かれている、特にかかとから親指と小指は強化されている
色違いは鮮やかなピンク色のアウトソール

発売時期・価格

発売時期は2021年7月22日です。
また、価格は定価税込19,800円です。同じようなターゲット層、スペックのテンポアップシューズと比べると3,000円程度高いですね。

終わりに

以上、いかがでしたでしょうか?それでは Have a nice run!!
MIZUNO公式ホームページ
https://www.mizuno.jp/running/

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