(詳細レビュー)ニューバランス ハンゾー Wの履き心地・機能・特徴紹介/New Balance HANZO W 4.08/5 (8)

New Balance ニューバランス

ニューバランスのレース、スピード系人気シューズであるハンゾーWについて気になっている方多いのではないでしょうか?このページではそんなハンゾーWについてアッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。

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基本情報

ニューバランスの人気シリーズ「NB HANZO」から、シューメーカー・三村仁司氏が主催するシューズ工房M.Labと共同で開発したトップモデル「NB HANZO W」が登場しました。WはWinnerのW、まさにトラックレースなどの競技や大会で勝利を勝ち取るために作られたレーシングモデルです。

記録更新を目指すシリアスランナーやアスリートの要望に応えるために、高い反発性・軽量性のあるREVLITE Xミッドソール、非常に強いグリップ性を発揮するDYNARIDEをアウトソールに採用された、HANZO シリーズ(ハンゾーT、ハンゾーRなど)の中でも最もシリアス向け・エリートランナー向けのモデルです。

基本情報
ブランドNew Balance ニューバランス
シリーズハンゾー
モデルハンゾーW
タイプレース、スピード系
重さ158g
ヒールドロップ6mm
対象ランナーサブ3、アスリート

良い点・気になる点

良い点・おすすめポイント
  1. 非常に軽量で200g以下のレーシングシューズです
  2. REVLITE Xという軽量性と反発性に優れたミッドソールが搭載されており、前への強い推進力が得られます
  3. 前足部のアッパー素材に人工スエードが追加されており全体的なフィット感がアップしています
  4. Dと2Eの2種類のウイズ展開で足幅に合わせて最適なサイズを選べます
  5. 前作からさらに進化したダイナライドが非常に強いグリップ力を発揮してくれます
気になる点・悪い点
  1. あくまでエリートモデルの中距離ランナー向けのシューズなので、普段からトレーニングをしているアスリートや部活生以外はあまりおすすめできないシューズです
  2. 価格が定価(税込)16,500円なのでやや高め

こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング

中距離の陸上競技を行っている部活生やアスリート、シリアス市民ランナー向けの薄底のレーシングシューズです。ハンゾーシリーズの特徴でもあるアウトソールの屈曲性を活かし、地面をしっかりと蹴ってケイダンスを上げてスピードを上げるような走りができる超軽量、レーシングシューズです。また、陸上競技連盟の定める800m以上のトラック種目で使えるシューズとなっています。

パーツごとの特徴

このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!

アッパーの特徴

アッパー素材はHANZO Rと同様にスーパーブリーザブルメッシュが使われており、非常に通気性が高く軽量な素材になっています。通常のエンジニアードメッシュに比べて縫い目を大きくしているため、シューズ外からの空気の取り込み量が多くなる仕様になっています。

また、今作のHANZO Rでは縫製パターンが増やされており、足の甲全体をしっかりと包み込む・フィット感が増しています。さらに前足部には人工スエードの補強が加えられたことによって前足部のトーボックスのフィット感が増したため、シューズの中での足の安定感がましてブレや遊びが少なくなりました。履き口とかかと部分はしっかりと作られており、踵周りのホールド感も十分にあります。

ミッドソールの特徴

前作のミッドソールはREVLITEでしたが、今作のアップデートによってREVLITE Xという新しいミッドソールが使われています。この素材は約30%反発力が高い素材になっています。接地時間がとても短く、パンっと返してくれる反発性があります。

全体的に薄底ですがある程度クッション性もあるので足へのダメージも軽減されています。もちろんHANZOシリーズの真骨頂とも言えるミッドソールの屈曲性とそれが戻る力を利用した、自分で地面を蹴リダしてスピードを上げるような走りもできるようになっています。ハンゾーシリーズのコンセプトでもある「自分の足で強くなる」という思想が反映されているシューズです。

アウトソールの特徴

ダイナライドというニューバランスのレーシングモデルで使われているグリップ力の高いプラスチック性の素材が前足部に使われています。一つ一つのグリップの形が前作の三角から丸型に近い形に進化したことによって、よりグリップ力と耐久性が強くなっています。

類似シューズ・終わりに

最後に、ハンゾーWとよく比較に挙げられるアディゼロタクミセン7ソーティマジックRP5をご紹介します。

アディゼロタクミセンはブーストフォームがより厚めに搭載されているためやや重く177g(それでも軽量ですが)になっています。
ドロップは9mmでミッドソールは比較的固いため(屈曲しにくい)、ブーストとライトストライクを潰してその反発を生み出し、ストライド走法で一歩一歩飛ぶように走る方によりおすすめです。一方でハンゾーWは足を高回転で回してケイダンスを上げて走るランナーにおすすめです(比較的低ドロップなこともあります)。

アッパー素材はアディゼロタクミセンは非常に軽量で薄い素材ですが、HANZO Wはよりしっかりした作りになっています。アディゼロタクミセンのレビューは下記を参考にしてください↓

ソーティマジックRP5は中足部から前足部にかけて高剛性のトラスティックが搭載されており屈曲性がなく、その分反発力のとても強いアスリート向けThe薄底レーシングシューズです。

また、アシックスのターサーエッジ2も同様に薄底のレーシングシューズで、非常に人気のあるモデルです。

以上、いかがでしたでしょうか?気になる方は、人気シリーズなのでサイズやカラーが無くなる前に早めに購入検討してみると良いかもしれません。また、ショップなどでためし履きもおすすめです!是非ハンゾーWを履いて快適なランニングをお楽しみください、それでは Have a nice run!!
NB公式ホームページ
https://shop.newbalance.jp/shop/c/cC10010

(画像は公式HPより引用)

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