アディダスの4DFWDについて気になっている方多いのではないでしょうか?そんな4DFWDについて基本スペックから良い点・気になる点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
アディダスの4Dシリーズは2018年から新しく生まれた新進気鋭のランニング、カジュアルシューズです。
従来のミッドソールとは全く異なる、3Dプリント技術を利用して作られた格子状のミッドソールが最大の特徴です。このAdidas 4Dと呼ばれる新しいミッドソールは、アディダスが過去17年間にわたり蓄積したアスリートのランニングに関するデータをもとにデジタルライト合成(3Dプリント技術)で開発されたものです。
従来のミッドソールは金型に素材を流し込んで固めることで作られていましたが、このミッドソールはコンピューターでデザイン・仕様を設計し複雑で入り組んだ構造のミッドソールを一気に3Dプリンターで製造することができます。
この最先端技術を活用したランニングシューズは、2020年に4Dラン1.0という新商品が登場しましたが、また2021年夏に新しい4DFWD (FWDはForward前へという意味)となってアップデートされてリリースされます。スタイリッシュで未来を感じさせるデザインで、普段履き、カジュアルユースとしても使えますし、ジョギングにも使えるマルチなランニングシューズです。
基本情報 | |
ブランド | Adidas アディダス |
シリーズ | 4D |
モデル | 4DFWD |
タイプ | クッション系 |
重さ | 331g (27cm) |
ヒールドロップ | 11mm (踵32.5mm、前足部21mm) |
対象ランナー | 完走、初心者、ジョギング、普段履き |
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!
アッパーの特徴
アッパーはPRIMEKNITプライムニットと呼ばれる通気性、伸縮性が高い素材が使われています。シュータンが一体型のブーティ構造になっているので靴下を履いているかのような履き心地とフィット感があります。アキレス腱部分はやや長めのS時型の構造になっており、オレンジの部分を引っ張って履くようなスタイルです。
履き口まわりはゴム性の素材になっており伸縮性が高くフィット感があります。中足部のサイドにはアディダスの3本線があり、ある程度の補強・ロックダウンはありますが、タイトなホールド感はなさそうなので、速いテンポで走ると着地や蹴り出しで足がぐらつくかもしれません。
公式HPでも書いてありますが、伸縮性の高いアッパーなので普段履いているサイズよりもハーフサイズ(0.5cm)落として履いた方がフィット感が高いかもしれません。
ミッドソールの特徴
ミッドソールはアメリカの新興企業で3Dプリント技術に卓越した技術を持つCARBON社との共同開発された革新的な格子状ミッドソールです。液体樹脂と光、酸素を組み合わせて作られています。
シューズの名前にもFWD(前方へ)という文字が入っている通り、この格子状のミッドソールが着地時の斜め下方向へのエネルギーを吸収して、斜め上・前方へのエネルギーとして返してくれることにより前への推進力を生み出してくれます。アディダスの代表的なミッドソールのウルトラブーストに比べてこの4Dミッドソールは後ろ方向へのブレーキをかける力を50%半減させたそうです。
一見柔らかそうな見た目ですが、実際の着地感としてはやや固めのしっかりした感触で、ゆっくりとしてペースで走る分には着地時の沈み込みのブレはほとんどありません。ドロップが11mmと大きめなので、前に前傾しやすく自然と体重を前にガイドしてくれるようなシューズです。
アウトソールの特徴
アウトソールのラバーは全面に貼られており、フラットソールになっているので、初心者に多いヒールストライク・踵着地でも全く問題なく安定して走ることができます。グリップ力と耐久性も高くなっています。前足部には横方向に切れ込みが入っており、足の自然な屈曲に合わせて前足部がフィットしてくれます。
発売時期・価格
アメリカでは一部5月から発売開始になっており、本格的なリリースは2021年夏頃と言われています。
価格はアメリカで200ドルですので日本では2.5万円~3万円程度と予想しています。
終わりに
以上、いかがでしたでしょうか?今後さらに情報が出次第、随時プレビュー情報を更新していきます。発売が楽しみですね!Have a nice run!!