HOKAONEONE ホカオネオネのクッション系人気シューズであるボンダイXについて気になっている方多いのではないでしょうか?そんなボンダイXについて、基本スペックから良い点・悪い点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
2009年にアメリカで誕生した申請ブランド「ホカオネオネ」が2020年に新作を続々と出してきて日本でもそのプレゼンスを上げてきました。
ホカオネオネの中で初心者向けのランニングシューズの位置づけである「クリフトン」と「ボンダイ」シリーズですが、そのボンダイの最新バージョンが発売されました。
ボンダイと言えばホカオネオネのシリーズの中で最もクッション性が高く、入門者シューズといえるシューズです。特徴はなんと言ってもマシュマロのような軽くてクッション性がある、まるでソファーの上を歩いているような履き心地のクッションです。決して軽量シューズではなく重量系のシューズではありますが、そしてこのボリュームの割に軽いという印象を持つ方も多いと思います。前作ボンダイ7はデザイン性も高く、若者の間ではカジュアルシューズとして、また立ち仕事の多い方のデイリーユースとしても使えるシューズです。
そして新しいバージョンのボンダイXはなんとその肉厚でボリューミーなミッドソールの中にカーボンプレートが内蔵されました。通常カーボンプレートはレース向け、スピードを出すシューズに搭載されますが、ボンダイXのようにジョギングシューズ、ゆっくり走るのに適したシューズに搭載されるのは珍しいと言えます。
このカーボンプレートによって、柔らかいクッションによる沈み込みや不安定さ・グラつきを抑え安定して自然に体重が後ろから前へとガイドされるようになります。そのため、初心者にとってはより使いやすくなったと言えるでしょう。
基本情報 | |
ブランド | Hokaoneone ホカオネオネ |
シリーズ | ボンダイ |
モデル | ボンダイX |
タイプ | クッション系 |
重さ | 300g |
ヒールドロップ | 4mm |
対象ランナー | 完走、ジョギング、初心者、ウォーキング、普段履き |
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!前作のボンダイ7との比較も交えながら紹介します。
アッパーの特徴
オープンエンジニアードメッシュがアッパーに使われており、通気性と快適性・フィット感が高くなっています。アッパーの素材は100%ビーガン素材(植物性由来の素材)から作られており環境に配慮されています。シュータンはYの字型になっており足の甲にフィットしやすくなっていて、中足部をピッタリと包んでくれます。
履き口周りの生地は肉厚でヒールカウンターもしっかり、硬めの素材感になっているので着地時のブレを防いで、エネルギーが左右に逃げてロスすることなく前に流れてくれます。シュータンは内側部分の両側がアウトソールと伸縮性の素材でくっついているタイプで、シュータンが走行中に中に入っていってしまうことはなく、甲周りのフィット感が高くなっています。前足部は比較的幅広でゆとりのあるラストになっています。
中敷き(インソール)はオーソライト社のクッション性の高く快適なインナーソールが採用されています。
ミッドソールの特徴
ミッドソール全面にホカ独自のコンプレッションEVAというマシュマロのような軽くてクッション性の高い素材が搭載されています。特に踵部分のクッションは肉厚のため非常に柔らかく優しい着地感があります。
また、ホカオネの最大の特徴であるメタロッカーテクノロジー(踵とつま先部分が削ぎ落とされて全体として弓状のアーチになっている)によって、踵から着地して爪先から蹴り出すまでの一連の後ろから前への重心移動をスムーズにガイドしてくれます。ボンダイ7と比べてこのメタロッカーテクノロジーがより強く入ったことによって、より前にコロンと転がるような、勝手に進むような感覚が味わえます。
上から見るとわかりやすいのですが、ボンダイ7よりもかかと部分のミッドソールが後ろまで大きく広がっており、より初心者のヒールストライクでの着地が安定してできるようになっています。さらにかかと部分は二股にミッドソールが別れている構造になっていて、これによって重心をスムーズに真ん中に戻してくれます。
また、ボンダイXにはカーボンプレートが内蔵されています。通常カーボンプレートは、レーシングモデルのランニングシューズに搭載されることが多いですが、ボンダイのようなジョグ用シューズ、初心者向けのシューズに内蔵されることは珍しいです。このカーボンプレートによって、クッションの過度な着地時の沈み込みによるグラつきが抑えられ、さらに後ろから前への体重移動がよりスムーズに行うことができます。よって、より省エネで疲れにくく長く走ることができます。
アウトソールの特徴
アウトソールは踵と前足部にラバーが取り付けられており、一定のグリップ力と耐久性を兼ね揃えています。よくホカオネオネのシューズに関するレビューで目にするのが、アウトソールの摩耗が激しいこと、耐久性が低いことというのがありますが、ボンダイXは他のホカオネオネのシューズよりはラバーの面積が大きく耐久性が高そうです。
フラットソールでとても接地面積が大きいので、踵着地でもミッドフット着地でも走法によらず安定した着地をすることができます。
中央後方部分にはベンチレーションの穴が空いていて、靴の中の通気性を上げ快適に保ってくれる役割があります。
終わりに
以上、いかがでしたでしょうか?それでは Have a nice run!!
HOKAONEONE公式ホームページ
https://www.hokaoneone.jp/