オンのクッション系人気シューズであるクラウドスイフト2021版について気になっている方多いのではないでしょうか?そんなクラウドスイフト2021版について基本スペックから良い点・悪い点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
2009年にスイスで元トライアスロン選手の創業者によって設立されたOnはそのデザイン性の高さと走り心地の良さで多くの競技者に愛用されています。特にトライアスロンやウルトラマラソンのようなフルマラソンよりも足を酷使する競技のトップアスリートに愛用されていることから、そのクッション性と足への衝撃緩和力の高さが伺えます。
Onオンの最大の特徴の1つはクラウドテックと呼ばれる一つ一つ独立した穴の空いたクッションソールと、クッションソールの上にあるSpeedboardと呼ばれる硬い素材です。クラウドテックという一つ一つのブロックが潰れて戻ることによって衝撃吸収性と反発性を生み出してくれ、Speedboardによって足の柔軟性や着地・蹴り出しをガイドしてくれます。
このクラウドスイフトはOnの中でも最もスタンダードなデイリートレーナーシューズで、2021年2月に最新モデルがリリースされました。前作と比べてアッパーやアウトソール部分が大きく進化しており、より初心者ランナーにとって履きやすくなりました。
基本情報 | |
ブランド | On オン |
シリーズ | クラウド |
モデル | クラウドスイフト2021 |
タイプ | クッション系 |
重さ | 282g |
ヒールドロップ | 7mm |
対象ランナー | サブ3.5、サブ4、完走、ジョギング、初心者、普段履き |
良い点・気になる点
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!
アッパーの特徴
アッパーはエンジニアードメッシュアッパーになっておりとても通気性と伸縮性が良い素材です。スイフトの特徴はシュータンとアッパーが一体成型になっており、靴下のようなフィット感の良さが味わえることです。前作と比べてより厚めの生地感になっており足のホールド感は増しています(しかしながら重さは全体として軽量になっています○)。
足入れがとても簡単で、シュータンが一体型になっていることでシュータンのズレがなくホールド感があります。さらに中足部の補強材によって足全体のブレやグラつきを抑えてくれる設計になっています。かかと部分のヒールカウンターは硬めで、踵の履き口部分は肉厚な生地感のため着地の安定感があります。また、アッパー素材は100%リサイクル素材から作られており環境に配慮されたハイテクメッシュとなっています。
ミッドソールの特徴
Helionスーパーフォームという新しいより反発性、クッション性のある素材が使われています。前作のスイフトはどちらかと言うと硬めの接地感・クッション性でしたが今作はクラウドテック(一つ一つの穴の合いたクッション)が大きく改良されて柔らかい接地感・クッション性になり足へのダメージや衝撃を緩和してくれます。
改良された点としては、かかと部分のクラウドテックの配置が変わり一つ一つが大きくなったこと、また前足部のクラウドテックがより厚めになったことによって全体としてのクッション性が増しました。また、全体としてロッカー構造がよりはっきりした形になり、つま先とかかと部分が反り上がりゆりかごのようにコロンと前に進んでくれる、体重移動が前にスムーズに移動することをガイドしてくれます。これにより省エネ、より少ない力で走ることができます。
アウトソールの特徴
OnのシューズにはどれもSpeedboardというプレートが入っており、この硬さによって反発性や柔軟性が異なっています。クラウドスイフトは比較的硬めのプレートが入っていることから、ローリング運動(ロッカー構造によるスムーズな前への重心移動)を自然とガイドしてくれるため、脚力があまりない初心者ランナーでも走りやすいシューズです。
終わりに
以上、いかがでしたでしょうか?気になる方は、人気シリーズなのでサイズやカラーが無くなる前に早めに購入検討してみると良いかもしれません。また、ショップなどでためし履きもおすすめです!是非クラウドスイフト2021版を履いて快適なランニングをお楽しみください、それでは Have a nice run!!
On公式HP
https://www.on-running.com/ja-jp
(画像は公式HPより引用)