このページでは2022年1月時点での最新のランニングシューズのうち、特にNikeに絞って初心者のランナーやこれからランニングを始めようと思っている方にとっておすすめできるランニングシューズをご紹介します。Nikeのシューズ好きの人は多いと思いますが、ナイキのシューズはたくさんありすぎて、ランニングを始めたいけどどの靴にしたらよいかわからない、色々ありすぎて違いがわからないなどの疑問があるかと思います。このページを読めば、そういった疑問が晴れ、お気に入りの一足がきっとみつかりますよ。
(ナイキ以外のすべてのブランドから選んだ初心者ランナーのおすすめシューズは別ページで解説しています↓)
ランニングシューズを選ぶポイント
具体的なシューズ5選をご紹介する前に、まず、ランニングシューズを選ぶポイントとは何でしょうか?特に初心者、これから始めようと思っているビギナーさんにとって下記の3点が大事だと思います。
- 安定性:走るという行為は、片足で体の重さを支えることの連続です。走っている最中は体重のおよそ3倍(体重60キロの人なら180キロ)の重さを片足で支える必要があるため、着地の際に足がぶれてしまうと足首や膝、足全体への負担がかかってしまい、オーバープロネーション(足首が過度に内側に倒れ込んでしまうこと)などの怪我につながってしまいます。その点で着地の足のグラつきを抑えてくれる安定性の高いシューズはおすすめです。
- クッション性:上述したように体重の3倍の重さを片足で受けるため、その衝撃を緩和し足へのダメージや負担を軽減してくれるような一定の柔らかさがミッドソール(靴底部分のクッション)に求められます。また、ほとんどの初心者ランナーさんは踵着地・ヒールストライクで走るため、踵にしっかりとクッションが入っていることが重要です。人によってクッションが柔らかめ(ふわふわな感覚)が好きな人もいれば、硬め(地面を蹴っている感覚)が好きな人もいるので一概にどちらが良いとは言えませんが、いずれにせよ一定の衝撃吸収、クッション性があるシューズがおすすめです。
- コスパ:初心者ランナーさんや、これからダイエット目的で走ろうという方は、シリアス市民ランナーのように週に4日も5日も走らないと思います。ですので、そこまで高価な投資をランニングシューズにしたくないと思います。また、そのシューズをランニングの時だけでなくせっかくなら普段履き、タウンユースでも使えたり、ランニング以外の目的でも使えたりすることも重要なのではないでしょうか。よって、コストパフォーマンスの高いシューズがおすすめです。
それではここからは、上記3つのポイントから選ぶおすすめの5足を紹介していきます。
ナイキリアクトインフィニティランフライニット1
1足目はインフィニティランフライニットです。このシューズの最大の特徴はふかふかのクッションと、フィット感の良いアッパー素材です。ランニングももちろんですが、普段履きにも使えるおしゃれなランニングシューズです。
1つ目のポイントは、クッション性の高さです。リアクトフォームというナイキ独自の軽量で柔らかな素材がミッドソール(靴底部分)に使われています。履いてたっただけで、ソファーやマシュマロの上に立っているかのような感覚が味わえます。これで走ることによって、足への衝撃やダメージが吸収されます。足がクッションに沈み込んでしまうと若干足がぐらついてしまうのでは?と疑問もあるかもしれませんが、このシューズは踵の底部分にヒールクリップ(TPU熱可塑性ポリウレタンという硬い素材のもの)がついており、踵をしっかりと安定させてくれ、足のぐらつきを抑えてくれます。
2つ目のポイントは、靴の表面のアッパー素材です。フライニット素材という素材なのですが、まさにニットのような伸び縮みする素材感で、履いてみるとまるで靴下を履いているかのような履き心地が味わえます。もちろん通気性も高く、長く履いていても蒸れにくいです。
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ナイキリアクトインフィニティランフライニット2,3
2足目は先程紹介したシューズの最新版(2021年1月発売)のインフィニティラン2です。前作のふかふかなクッション性はそのままに、更に安定性とホールド感が増した最新シューズです。値段がやや高い、まだ値崩れしていないという点が若干難点ですが、おすすめできるシューズです。
さらにその進化版3が2022年に発売されます。
1つ目のポイントは前作から大きくアップデートされたアッパー素材です。前作のフライニットというニットのような伸縮性のある素材にFlywire素材という硬めの素材を合わせることによって、さらに足のホールド感が向上しました。また踵部分の安定性も向上しました。これによって、ゆっくりとしたジョギングはもちろんのこと、ある程度スピードをだしても足のぐらつきや不安定さが抑えられる仕組みになりました。
2つ目のポイントは、前作同様のロッカー構造というゆりかごのように自然に前に重心が移動されるようなライド感です。かかと部分と爪先部分が反り上がった構造になっているため、踵着地してつま先に抜けるまでの重心移動がとてもスムーズで、省エネで走ることができます。
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ナイキペガサス37、ペガサス38
3足目は1983年に初代が発売されて以降ずっと進化し続けているナイキのフラッグシップモデルであるペガサス37です。初心者だけでなく市民ランナーの方にもおすすめできる万能なランニングシューズです。
2021年4月には、最新作である38が登場しました。37からの変更点はマイナーアップデートとなり、主にアッパー部分がより厚みのある素材感に変更になったことによってホールド感・フィット感が増しています。
1つ目のポイントはリアクトフォームと呼ばれる柔らかくてクッション性のある素材と前足部に搭載されているAir Zoomという空気の入ったエアポッドです。これによって足のどこから着地してもしっかりと足への衝撃を緩和してくれますし、反発力もあるので前への推進力も生み出されます。上述したインフィニティランフライニットに比べて、ペガサスのほうが全体的にしっかりした作りのためスピードを出しやすい、強度の高い運動にも使えるシューズです。
2つ目のポイントはメッシュ素材のアッパーです。フライニット素材に比べると硬い素材感なのですが、通気性が高く、横ブレや足のぐらつきを抑えてくれるホールド感があります。これによりスピードを出しても足が靴の中で暴れにくくなっています。
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ナイキレボリューション5
4足目はレボリューション5です。このシューズはランニングシューズ兼スニーカーという感じのシューズで、ランニングで使うだけではもったいないと思うくらい、普段履きでも使いやすい一足です。実際にタウンユースで履いている人も多く見かけます。
1つ目のポイントはランニングをするための基本的な機能が備わっている点です。これからランニングを始めようと思っているけど、あまり凝ったシューズは必要ないと思う人にはおすすめです。しっかりとしたクッション性と反発性、アッパーの通気性と履き心地の良さ、ホールド感があります。
2つ目のポイントはコスパの良さです。店頭やECサイトで売っていますが、かなりお安くなってきており6,000円台で購入できるところもあるようです。6,000円でナイキのスニーカー兼ランニングシューズが買えると思えばかなりお得に感じます。
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ナイキボメロ15,16
5足目はボメロ15そしてその進化版16です。このシューズはあの世界最高ランナーであるケニアのキプチョゲ選手が普段のジョギング時に履いていることで有名なシューズです。上で紹介したペガサスもジョギングの定番シューズですが、このボメロはより安定性・サポート機能が充実しており、さらにZOOM XズームXフォームが使われているためクッション性が高いシューズです。
1つ目のポイントはプレミアムランニングシューズの位置づけでありながら、初心者からエリートランナーまで幅広い層に使えるシューズということです。ZOOM XフォームとSRフォームの2層のミッドソールによるクッション性が非常に高く、足へのダメージが軽減されます。さらにアウトソールのラバーがしっかり全面に入っていたり、踵のヒールカウンターがしっかりしているため、クッションのブレ感や沈み込みによる不安定さが軽減され安定した怪我のリスクが少ない走り方ができます。
2つ目のポイントは耐久性の高さです。アウトソールに全面に耐久性とグリップ力の高いラバーが貼られているため、クセのない着地を心がけていれば500キロ程度であれば余裕で摩耗せず使える耐久性があります。
以上、いかがでしたでしょうか。是非お気に入りの一足を選んで、快適なランニングライフを楽しんでください!それではHave a nice run!!