Nike ナイキのクッション系人気シューズであるボメロ16について気になっている方多いのではないでしょうか?このページではそんなボメロ16について基本スペックから良い点・悪い点、他シューズとの比較、さらにこんなランナーにおすすめ、アッパー素材やミッドソール、アウトソール素材について詳細な解説・レビューします。
基本情報
ナイキのボメロシリーズはナイキのランニングシューズの中で最もクッション性と安定性に優れたセーフティモデルと言えるでしょう。初心者から市民ランナー、アスリートまでランナーのレベルを選ばずに誰にでも履けるデイリートレニングシューズです。ナイキの定番デイリートレニングシューズと言えばペガサス38が挙げられますが、ボメロはそのペガサスのさらにプレミアム版といった位置づけと言えます。
前作の15は2020年にリリースされ、前前作の14から約2年間間が開きましたが、新作の16は約1年間という短いサイクルで2021年の夏にリリースされました。
前作からのマイナーアップデートという位置づけではありますが、非常に完成度の高いシューズになっています。様々なランナーのフィードバックに基づいて開発されており、快適なフィット感を実現しています。さらにアッパーの要所に最新のメッシュ素材を配置して、伸縮性を強化するとともに、前足部のボックスの通気性がアップしているため長距離のランニングでもシューズ内の快適さをキープしてくれます。
これからランニングを始めようと思っている方、更にシリアス市民ランナーや競技者の方にもおすすめできるジョギング向けシューズになっています。
あの世界ナンバーワンランナーのエリウド・キプチョゲ選手も愛用しているという、セーフティ、デイリートレニングシューズです。
基本情報 | |
ブランド | Nike ナイキ |
シリーズ | ボメロ |
モデル | ボメロ16 |
タイプ | クッション系、安定系 |
重さ | 309g |
ヒールドロップ | 10mm (前足部:19.5mm、ヒール:29.5mm) |
対象ランナー | サブ3、サブ3.5、サブ4、完走、ジョギング、初心者、ウォーキング |
前作のボメロ15の詳細はこちらから↓
良い点・気になる点
- かかと部分に多く配置されているZOOM Xフォームはクッション性と反発性があり足への衝撃をしっかりと吸収してくれます
- ZOOM Xと前足部のAir ZOOMユニットによって前への反発力、推進力があるシューズです。全体的に前へのガイド感が強いシューズになっています
- 前作からアップデートされた中足部周りのアーチバンド、そしてさらに肉厚になった踵の履き口と硬いヒールクリップによってしっかりと足を固定・ホールドさせて安定性が高いシューズです
- 耐久性とグリップ力の強い耐摩耗性ラバーがアウトソール全面に使われており安心して長く使うことができるシューズです
- 全体としてペガサスとインヴィンシブルランのちょうど中間のような感じの、クッション性・反発性・安定性のバランスが良いシューズです
こんな人におすすめ・使える場面やトレーニング
パーツごとの特徴
このシューズの各パーツごとの特徴や機能を紹介していきます!前作のボメロ16と比較しながら紹介していきます。
アッパーの特徴
前作のボメロ15からの変更点はアッパーがメインとなっています。
まず大きな変更の1つ目は見た目にもわかりやすい中足部側面のアーチバンドです。前作よりもより大きなバンドが中足部の側面をカバーした作りになっていて、シューレースをしっかりと締めることによってアーチバンドがロックされ、快適でしっかりとしたフィット感に調整ができるようになっています。
そして、2つ目に全体的にアッパーの生地感が厚くなっています。特にシュータンと履き口部分はとてもふかふかした肉厚な作りになっています。これによってアッパーによるホールド感と固定感がアップしています。一方で夏場の通気性はやや下がったと考えられます。
前作から踏襲されている点としてはかかと部分のヒールカウンターです。ミッドソールにZOOM Xという比較的柔らかい素材が使われているためぐらつきや不安定さを制御する必要がありますが、硬く大きめのヒールカウンターが取り付けられているので足をしっかりと固定してくれます。ハードなランニングをサポートするデザインで、長距離のジョギングでもしっかりと怪我なく楽しむことができます。
シュータン部分は前作同様に一体成型(ブーティ構造)になっていて、足の甲のボックスはスッキリしているので足の甲から爪先にかけてのフィット感は高くなっています。さらにペガサスに比べて前足部がよりゆとりのある作りになっているので日本人の足型に合いやすくなっています。
ミッドソールの特徴
ミッドソールは前作から大きな変更点はありません。
ミッドソールには3つの素材が使われています。1つ目は「SR-02」というジョイライドランなどのランニングシューズに使われている柔らかな素材です。
2つ目に主に踵に厚く使われているZOOM Xフォーム。このかかとに内蔵されたNike ZoomXフォームが高いエネルギーリターンを提供してくれます。前に進むたびに反発力のある履き心地をもたらします。このZOOM Xが搭載されているデイリートレーニングモデルとしてインヴィンシブルランがありますが、インヴィンシブルランだと柔らかすぎて不安定という方には、このボメロ16は丁度よい硬さもあっておすすめです。
3つ目は前足部のAir Zoomユニットで、このAir Zoom ユニットは従来バージョンの2倍の大きさです。踏み込むたびに発揮される反発力がアップしています。
ZoomXフォームを中足部に配置することで、足全体のクッショニングを高め、滑らかなストライドを実現してくれます。前足部にトップロード式で搭載された連結Air Zoomユニットが、足が地面から離れる際に強い反発力を発揮し、弾むような感覚を生み出します。
全体としてペガサス37やペガサス38と比べてもクッション性優れているプレミアムセーフティモデルという位置づけのミッドソールです。
アウトソールの特徴
アウトソールも前作から変更点はありません。アウトソールの摩耗に強い耐摩耗性ラバーが全面に使われており、舗道でのランニング時に強固なグリップを発揮してくれます。耐久性に優れているためこれ一足で頻度高く使うことができます。ここまで全面にラバーが搭載されているモデルはナイキの中でも珍しいです。
このアウトソールが比較的しっかり・硬いため、ミッドソールに使われているZOOM Xフォームの柔らかさを抑え安定した着地を実現してくれます。
終わりに
新作が発売されますので前作のボメロ15の価格も下がってきているのでそちらもおすすめです。
以上、いかがでしたでしょうか?気になる方は、人気シリーズなのでサイズやカラーが無くなる前に早めに購入検討してみると良いかもしれません。また、ショップなどでためし履きもおすすめです!是非ボメロ16を履いて快適なランニングをお楽しみください、それでは Have a nice run!!
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