ナイキの人気レーシングシューズヴェイパーフライネクスト%がアップデートされて2021年4月15日に発売されました。そこで、前作との違いや比較を分かる範囲でまとめたいと思います。今回は大きな進化というよりはマイナーアップデートにとどまるようなので、前作の良い部分である反発性のあるミッドソールやグリップの高いアウトソールデザインはしっかりと踏襲されています。
ナイキヴェイパーフライネクスト%の特徴
ナイキのヴェイパーフライネクスト%の特徴やアルファフライとの比較は下記のレビューでまとめておりますので是非チェックしてみてください!
ここでは簡単にヴェイパーフライネクスト%の優れている点を振り返ってみます。
- 反発力・推進力の強さ:トップのアスリートやシリアス市民ランナーが多くはいていることからヴェイパーフライネクスト%のカーボンプレートとZOOM Xフォームの爆発的な推進力の強さは証明されています
- 接地の広さ:ヴェイパーフライネクスト%はアスリートだけのシューズというわけではなく、サブ4くらいのランナーでも使うことができるシューズだと思います。その理由としてはアウトソールがフラットソールで接地面積や広めになっており、ミッドフット、踵着地気味でもまずまず反発力を活かせるということと安定して着地できるためです。ですのでアルファフライと比べると履きこなせるランナーの裾野が幅広いです。
他にも軽量性やアッパーの通気性など、他のレーシングモデルのシューズにも当てはまる強みはありますが、特筆するべきポイントは上記の2点でしょう。
前作からの変更点
変更点1: アッパー素材の変更
- 新作のネクスト%2の変更点は主にアッパー部分です。まずアッパーの素材が従来のヴェイパーウィーブというシャカシャカした素材だったのが、エンジニアリングメッシュという素材に変わりました。この新しい素材の特徴は柔らかく通気性とフィット感が優れていることで、前作に比べてより通気性が高く柔らかい履き心地になりました。また、中足部の幅と足の甲の高さも前作よりも若干ですがゆとりのある作りになっています。
変更点2: シュータンの形状と厚みの変更
- 新作のネクスト%2のシュータンはV字の切れ込みがより深くなってVの形状がよりはっきりしています。これによって紐をきつく締めて長時間走っても足の甲への圧迫感やストレスが軽減されます。またシュータンにクッションが加わったことによって足の甲周りのストレスが少なくなりました。
変更点3: 爪先部分の補強の強化
- 前作では爪先部分は合成樹脂で補強されていましたが、今作ではその範囲がより大きくなり、さらに耐久性がUPしました。
変更点4: シュアッパーの軽量化
- シューレースを軽量のサイドサポートに通すこと、また土踏まずのバンドをなくすことにより、シューズの軽量化を実現しました。
上記が主な変更点のようです。逆に言えば、ミッドソールのカーボンプレートやZOOM Xフォーム、アウトソールのデザインは変わらず前作と同様のようです。
変更点5: 靴紐の形状変化
- シューレースが前作と異なり、ギザギザな形状になったためよりほどけにくくなっています。
発売日・価格
発売は4/15で、すでに公式HPでも販売されています。また、価格は¥26,950(税込み)と、前作よりも約3,000円ほどお安くなっています。おそらく、ヴェイパーフライキラーと言われているサッカニーのエンドルフィンプロが2万円前半であることに引っ張られて、ここまでの高性能シューズの価格もじわじわ下がってきているのでしょう。
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